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悪い歯並び

悪い歯並びとは、厳密に言うとどういうことなのでしょうか? 歯列が悪いといってもさまざまな状態があり、より正確に分析して治療を考える必要があります。

噛み合わせがデコボコになっていたり、歯が傾いて生えていたり、口を閉じても上下の歯の間が開いてしまうなど…。

歯列矯正が必要な状態だと感じるならば、次のどれに該当するのかを確認しておきましょう。

 

悪い歯並びには、7つのパターンがあります。

●叢生/そうせい(乱ぐい歯)

歯が転位や捻転(回転)を起こし重なり合っている状態で、個々の歯の位置異常が起こり、歯がでこぼこに生えている状態です。

あごの大きさと歯の大きさのバランスが悪いため、歯の生える場所が足りなくなり、デコボコの状態になっていることです。

●上顎前突/じょうがくぜんとつ(でっ歯)

上の前歯や上あご(上顎骨)が、著しく前方に突出している状態をいいます。

これは、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもので、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。

成長期に上顎前突が見られる場合、将来、その状態が悪くなる可能性があります。

●下顎前突、反対咬合/かがくぜんとつ、はんたいこうごう(うけ口)

下の前歯が上の前歯より前方にでている状態をいいます。

これは、噛み癖によるもの、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもので、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。

成長期に下顎前突が認められる場合、正常な顎骨の成長を阻害し、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。

そのため下顎前突の程度がより悪化し、その状態を改善するには、健全な歯の抜歯を併用しなければならなくなる可能性が高まります。

また、その状態が極めて重度の場合、手術を併用して骨の位置から改善しなければならないこともあります。

●過蓋咬合/かがいこうごう

かみ合わせた時に、下の前歯が見えないような、前歯のかみ合わせが著しく深いかみ合わせを言います。

これは、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもので、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。

成長期に過蓋咬合が認められる場合、将来、その状態が悪くなる可能性があります。

●開咬/かいこう

上下の歯をかみ合わせたとき、前歯や横の歯の間に隙間があいていて、かむことのできない状態です。

これは、指しゃぶりや舌の癖などの悪習癖や、鼻疾患による口呼吸などが原因で生じることがあります。

これらの悪習癖が歯の位置を移動させ、また、開咬の状態がこれらの悪習癖をつくりだすという悪循環を繰り返します。

なんらかの原因があって開咬が認められる場合、ほうっておいても自然に歯がかみ合うことはありません。

歯は、口腔周囲の環境が調和しているところ、すなわち、歯列弓の外側にある口唇や頬筋と、内側にある舌の力のバランスが調和している所に並びます。

開咬であるために口腔周囲の悪習癖を作りだし、またその悪習癖が開咬という形態を作りだすという悪循環を繰り返します。

●交差咬合/こうさこうごう

上下の歯のかみ合わせが横にずれている状態をいいます。これは、歯の位置異常によるもので、位置異常のために下顎骨を横にずらしてかんでいるもの、また、あごの骨の変形が起こっているものなどが考えられます。

成長期に下顎骨側方偏位が認められる場合、将来その状態が悪くなる可能性があります。

そのため、かみ合わせのズレだけでなく顎骨の変形を引き起こし、顔の歪みを生じる可能性があります。

●空隙歯列/くうげきしれつ(すきっ歯)

歯と歯のあいだに隙間があいている状態をいいます。いわゆる“すきっぱ”です。

これは、歯列弓(顎骨)が大きく、歯が小さい、または生えている歯の数が足りないため、歯が並ぶためのスペースが多すぎることにより生じます。

歯は、歯列弓の外側にある口唇や頬筋と、内側にある舌の力のバランスが調和している所に並びます。

空隙歯列の場合、大きな舌や、筋力の弱い口唇や頬筋が、歯を外側に移動させ、歯の並ぶ土台の部分(歯列弓)が大きくなります。

大きな歯列弓に対し、歯が小さいと空隙が生じます。

乳歯列期や混合歯列期の空隙は、永久歯の大きさや数の調和がとれている場合、歯の交換により自然に閉じることがあります。

しかし歯が小さい、または歯の数が足りない場合、自然に閉じることは困難です。

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